カテゴリー「イラク」の記事

2009年12月 9日 (水)

苦しむ子どもたちにとって戦争は終っていない

アフガニスタン、イラク戦争はなんだったんでしょう?
そこに暮らす普通の人々から大切なものを奪い、
大切な人を奪って、
そして、ガンや白血病で苦しみ、
亡くなっていく子どもたちがいます。
そして、彼らのためにイラクに留まり、
医療を続けて来た人達がいます。
そして、彼らを支援しつづける人達もいます。

JIM-NETの佐藤真紀氏からのお知らせです。

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イラクのバグダッドから、小児ガンの専門医が2名来日中。
是非、東京でも学習会ということでお話を聞く機会を持つことになりました。
イラクが忘れ去ろうとしている時、是非、皆さん来てください。


イラク戦争何だったの?!連続学習会シリーズ【転送歓迎】

「バグダッドの医師に聞いてみよう」
小児ガンの専門医が来日!

  12月3日、イラクからマーゼン・ジャドリー医師とナジャハ・アミーン医師が信州大学で短期研修を受けるために来日しました。
  帰国前日に東京で学習会を企画しました。お二人は、JIM-NETが6年間に渡り支援を続けている、バグダッドの子ども福祉教育病院に勤務され、小児がん・白血病の治療に携わっています。
  イラク戦争がもたらした混乱、恐怖、困難に立ち向かいながら、医療を続けてきた医師たちに、この6年間の苦労と成果を総括してもらい、併せてイラクの現状をお聞きし、必要な支援は何かを考えたいと思います。
 日本政府は、2003年のイラク攻撃を支持しました。そしてイラク復興のために50億ドルのODAを供与することを約束しましたが、イラクの復興は進まず、状況は良くなっていません。イラク戦争に関わる一連の日本の政策が正しかったのかどうかをきちんと検証しなくてはなりません。そのためには、イラクの現場からの声を聞くことが必要です。
■ 日時:12月17日(木)19:00〜21:00 (開場18:30)
■ 会場:早稲田奉仕園BFリバティホール

■ 参加費:1000円
■ 共催:
   JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
   JCF(日本チェルノブイリ連帯基金)
■ 協力:大竹財団、イラク戦争の検証を求めるネットワーク
■ お問い合わせ(担当:佐藤) 080-0327-88713、
maki_sato★jim-net.net (★を@に変えて送信してください。)

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2009年10月17日 (土)

サブリーン、天使に

Sabreent1

1994年2月5日に生まれたサブリーン。

2005年、右目を摘出。

学校に行った事もなかったサブリーンだけど、
左目だけで絵の才能を発揮。

その絵は自由でのびやかでユニークだった。

彼女の絵の中から選んだ2枚の絵を、
やはり1994年3月生まれのshionがデザインしたTシャツ。

「いつか会いたいな」の願いは叶いませんでした。

サブリーンは、
「私は、死にます。でも幸せです。
なぜなら、私の絵をチョコのパッケージに使うと聞いたからです。
イラクの子どもたちを助けてください。ありがとう」
そういったあと彼女は昏睡状態になりました。
(jim-netメルマガより)

Nonukesfesta2

サブリーンはおそらく湾岸戦争の犠牲者。
アフガン、イラク戦争からどれくらい犠牲者が出るか、
わかりません。

そして日本でも原発によって放射能汚染が起きているということを、
その影響はこの先想像もつかない危険をはらんでいるということを、
今みんなで考え直すチャンスです。

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2008年6月22日 (日)

9条世界会議ーイラク・アメリカ・日本

2日目の終了間際、ブースは展示とカードの無人販売だけにして、
「イラク、アメリカ、日本」ユースディスカッションの部屋へ。

パネリストは、イラクで拘束された高遠菜穂子さん、
元イラク軍兵士で米軍に拘束された経験もあるカーシム・トゥルキさん、
米軍イラク帰還兵で良心的兵役拒否をしたエイダン・デルガドさん、
右翼バンド時代にイラクに招待された経験を持つ作家の雨宮処凛さん。

なんという組み合わせ!!!
現在は、イラクのラマディ再建にすばらしい成果をあげているカーシムさんには、昨年の初来日のときにもお会いしていて、個人的に感慨深いものがありました。(過去の記事をご覧ください。)

エイダンさんは、あのアブグレイブ刑務所で通訳として働いていたようで、実際の戦闘の経験はないようです。
私達が見たあの写真の数々...イラク人への常軌を逸した米軍兵士の行為を撮ったもの...あれらはエイダンさんが公表したものだったのです。

会場で公開された写真は、想像を絶するものでした。
言葉にするのもためらいがあります。
(NEWS23では、ほぼそのまま放送していました。)
でも、それらの行為をしている兵士達は、
特に凶暴な性格とか異常者ではなく、普通の若者。
彼らの多くはは貧困から脱するために戦場に来た若者達。
教育の不在、死への恐怖、
そして、反アラブ、反イスラムのプロパガンダが
残虐性を正当化してしまうのです。

エイダンさんの勇気ある行動が無ければ、
私達が知る事はなかったか、
あるいは随分後になってからになったでしょう。

カーシムさんは、イラクのような状況でも、
「9条は通用する」と言いきっていました。

それは、彼が多くの肉親や友人を失いながらも、
報復から再建への道のりを築いてきたこと、
たくさんの報復へ向かおうとしていた人々を
再建復興に導くことができた体験からくる自信でした。

そして、大切な事は彼を支援して来たのは、
日本の高遠さんやNGOなのです。
日本政府は私達の税金をイラク政府への支援に充てていますが、
そのほとんどが有効に使われていないという事です。
高遠さんやJIM-NETは、モニタリングをし、地元スタッフを雇い、
ローコストで確実な支援を行っています。
そして、お金の行方は公開しています。
以前、JIM-NETの佐藤氏に伺ったのですが、
人件費はカタログハウスが出してくれているという事です。
だから、寄付金は全て、イラクの人たちのために使えるそうです。

私達は、私達のお金が何に使われているか、
その事に対して、もっと厳しくならないといけないと思います。
税金だけではありません。
預貯金だって他国の戦争資金になっているかもしれないし、
何を買うかで世の中にとって有害な企業を
大企業に育てているかもしれないのです。

消費の裏側で何が起きているのか、
もっと知る必要があると思います。

*マガジン9条の中の「雨宮処凛が行く!」にも、
このときの記事があります。
彼女の記事はどれもおもしろい!
http://www.magazine9.jp/karin/080521/080521.php

Kasimshionnahoko


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2008年4月26日 (土)

気になる聖火ランナー

アースデイで、「チベットチベット」「雲南 COLORFREE」の監督、
キム・スンヨン氏にお会いしました。
なんだか、穏やかな、ふつうの感じの方でした。
こちらが忙しくて、あまりお話しを伺えなくて残念!

聖火ランナーの行くとこ行くとこで、分厚い不自然な警備が映し出され、
なんとも異様な雰囲気ですね。
チベットの人たち、それを擁護する人達の主張には賛成だけど、
過激なやり方には同調できない。
ダライ・ラマ氏のように、ユーモアのある平和的抗議がいいけど、
それでは変わらないのかもしれない、残念ながら。。。

それにしても、あの分厚い警備には、
いったいどれぐらいの経費がかかっているんでしょうか?

この地球の上には、様々な状況があります。
水さえ手に入らない人々、
紛争の最中で危険と隣り合わせに生きる人々。
JIM-NETの佐藤氏からイラクのバスラからの報告がありました。
以下転載
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以下現地からの報告です。
木曜日は週末の前の日。イスラム教の国では金曜日が休日。
朝から、イブラヒムは、病院にいった。今日は、院内学級で教えた。しかし、ドクターに呼ばれる。薬を買ってきて欲しいというのだ。シャットル・アラブ川の向こう岸には、タヌーマ地域。そこには薬局がたくさんある。イブラヒムは兄と一緒に12時ごろ薬局に着く。しかし、1500ドルの抗生剤を買い付けると、いきなり銃撃戦が外で始まったようだった。銃声が聞こえる。店員3名と客2人と女性の客が一人いたが、皆流れ弾に当たらないように身を伏せた。停電。ヘリコプターが舞う音がする。6時間がたっただろうか。「今なら大丈夫だ」イブラヒム達は外に出て車に乗り込んだ。弾丸が飛び交う中を車はスピードを上げて駆け抜ける。イブラヒムは、6−7人の人が道路で血を流して倒れていたという。生きているか、死んでいるか、わからない。
それでも何とか病院に行き返し買い付けた薬を持ってきたが、医者たちはすでに避難していたので、教室に薬をしまいあわてて外にでた。数人の患者が病院に残っているだけだった。
外出禁止令がでているのかとおりには誰もいない。イブラヒム達は全速で家路に着いた。
無事に家に着いたときは夜の8時だった。
「イブラヒムハイキテイルヨ、アリガトウゴザイマス」

病院での食料パッケージの配給は今のところ80家族がすんだ。うち20家族は、がん以外の患者である。
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聖火が世界を巡るのにかかっているお金を、
少しでもまわせないものだろうかと、思うのは私だけではないと思います。

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2008年4月18日 (金)

空自イラク派遣は違憲ー9条は生きている

青山邦夫裁判長のこと、忘れません。

娘にこのニュースを伝えたら、涼しい顔をして、
「あたりまえじゃない〜。」...だよね。
来月の9条世界会議に向け、すてきなタイミングでの「違憲」。

先日行っていたBaliでも、同じ宿に滞在していたK氏と、
この国の軍国主義はまだ死んでいない...
9条は守らなければ...
そして、子どもにこそ国はお金をかけるべきだと、盛り上がっていた。
K氏は、建設会社社長の立場でありながら、
4週間の予定でBaliにいらしていた。
しかし、本当の趣味は山。
しかも、6000m級の山。K2やキリマンジャロというから驚き。
世界中何カ国行ったかわからないという旅通で、
最近はレバノンにも行かれたとか。
そんな経験からも、今の日本には危機感を感じるとの話に、
私も繊細な問題について話すことができた。

戦争や憲法についてラフに話すのは難しい。
だからこそ、今回の「違憲」は、価値がある。

アースデイでの私達の「9つのピースプロジェクト」でも、
『9』をアピールします。
お近くの方はぜひ足をはこんでくださいませ。

今日こそ早く寝ようと思ったのに〜*...

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2008年4月10日 (木)

バスラの危機ー治療が続けられない!

JIM-NETの佐藤真樹氏からのメルマガを転載します。

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バスラ危機の調査でアンマン、クウェートにやってきました。

アンマンでは主に
国連や国際NGOなどからの情報収集。
バスラのJIM-NET関係者から直接電話での聞き込み、
そして現地のメディアの分析をやってきました。
妙なことに報道は、マリキが終結宣言をしてから、
ぴたとやんでしまいました。
「マリキが、アメリカ、英軍の協力で無法者を鎮圧、
やはり、アメリカ、イギリス軍が必要である」というストーリーです。
UN関係者は、状況は通常に戻った。緊急支援も終了と言っていました。

しかし、JIM-NET関係の医者たちはいまだに病院にいけない状況が続いています。銃声はやまず、街中では、米軍の家宅捜査が続き、時折銃撃戦になります。がんの子どもたちも2週間治療が中断しているために、重大な結果をもたらすと思われます。
JIM-NETでは、現地の声をブログ形式で情報発信していますのでそちらをご覧ください。今回改めて驚いたのですが、こうも、メディアや国連のいっていることと一般住民の話が食い違うことでした。
やはり、自分の目で見ないとわからないということです。
http://jimnetnews.exblog.jp/

さて、JIM-NETは、緊急救援の第一弾として水の配給を行います。
地域は、クウェートから国境を越えたすぐのサフワン地区と、ズベイル地区です。
うまくいけば、今週の金曜日には、サフワン地区にペットボトルの水1900リットルを運びいれます。
様子を見ながら、産科小児科病院にも水を入れる予定です。
ズベイル地区には100万円の予算をつけ水+食料配給も行う予定です。
何とかクウェートに来て水関連の業者も見つけることができトラックも準備中です。

Back to the cancer Hospital
2週間のがんのこどもの治療中断は、
重大な結果をもたらすと予想されます。
JIM-NETでは一日も早く病院が通常の業務を行うための薬を速やかに届けます。
同時に、子どもたちが、病院にこれるように交通費の支援を行います。
こちらのほうは、ある程度安定しないと動けません。
もう少し時間が必要でしょう。

ともかくJIM-NETのバスラ募金にご協力お願いします。

■募金先
郵便振替口座: 00540-2-94945   
     口座名:日本イラク医療ネット
     ※ 通信欄に「バスラ支援」と明記してください。 

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2008年4月 1日 (火)

バスラの危機

JIM-NETの佐藤氏よりメルマガで伝わってきました。
イラク南部の町バスラで300人以上の犠牲者が出たということです。

バスラは劣化ウラン弾の被害が大きかった町。
JIM-NETが医療支援している子どもたちがたくさんいます。
病院は閉鎖され、略奪、爆撃で食料の確保も生命の確保も危うくなっているとの事です。
報道されない事実を私達はどうやって知り、抗議すればいいのでしょうか?

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2008年3月24日 (月)

前回の記事のタイトルの訂正

前回の記事、タイトルに間違いがありました。
「ARI-GATO」ではなく、「ARI-KATO」でした。
イラクホープダイアリーをご覧の方はお気づきになったと思いますが、この「ARI-KATO」はイラクホープネットワークから送られた支援で現地調達された物資に貼られたシールにある言葉です。
正確には「ARI-KATO I-H-N」とあります。
現地のスタッフがお礼の気持ちを込めて作られたもののようです。
イサームさんのお手紙にも何度も何度も「日本のみなさん、ありがとう」と書かれていて、苦しくつらい5年間を強いられてきたのに、支援を受けて当然の人達なのに、なぜこんなにもあたたかく優しい気持ちが持てるんだろうって、思わず涙が出ました。
高遠さんがしてこられたことは大変大きいと思います。
戦前からイラクで活動して来た高遠さん。
人質になっても「それでもイラク人をきらいになれない」と、一層支援に人生を捧げている彼女の姿には心から敬服します。
彼女が紡いで来た心のつながりは、
イラクで大きな花を咲かせ、豊かな実をつけると思います。

私達もイラクへの生活支援、再建への歩みに目を向けましょう。

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2008年3月21日 (金)

「ARI-KATO」に込められた大きな愛

******************************************
気持ちを分け合いましょう。
幸せな時も辛い時も分け合いましょう。
すべてをみんなで分け合いましょう。
私たちはみな同じ人間です。分け合うべきなのです。
バグダッドより
イサーム・ラシード
2008年3月12日水曜日
******************************************
今朝イホネット通信から届いたお手紙からの抜粋です。
イサームさんはイホネット(Iraq hope network)から届いた支援金で、
イラク国内で難民となっている人々に必要な物を届けています。
お手紙の中には何度も何度も「ありがとう」という言葉が綴られています。
読んでいて涙が出て来ます。
私には考えられない苦しい状況に生きながらも、美しく純粋な心を持ち続けているイサームさん。
大した事もできずにただ毎日を憂いている私。
矛盾だらけの私という存在。
せめて、伝えなくては〜!と、ここに向かっています。

先日お伝えしたブレア氏と高遠さんのやりとりについて、
高遠さん自身が詳しく書いていらっしゃるので、ぜひそちらをご覧ください。
NEWS23で質問に出たイラクの原子力センターにまつわるエピソードも書かれています。
IAEAも国連も組織は大きいけど、結局危険な放射性物質を処理してくれたのはグリーンピースなのです。
その辺の事、ぜひ読んでほしいです。
イラクホープダイアリー
http://iraqhope.exblog.jp/
http://iraqhope.exblog.jp/8194703/

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2008年3月20日 (木)

この5年を生きる事のできなかった子どもたちがいます

Talknng

2003年9月、反核コンサートで平和への想いをつたない文章で訴えた娘は、この時9歳でした。
この年に「発信する子どもたち」は、170枚の平和Tシャツを販売し、17万円を日本国際ボランティアセンターを通してイラクの困っている子ども達へ送りました。
私達の願いは支援金を作る事だけではなく、たくさんの人にイラクの子ども達が苦しんでいるという事を知ってもらう事でした。
日本では完治するはずの子ども達が、慢性的な薬不足や治安の悪化、経済的な理由で継続した治療を受けられません。
戦争がなければ生きていたはずの子ども達がいます。
私の娘はこの5年を無事に過ごし、14歳になりました。
この違いをつくりだしたものの一つは、無関心ではないでしょうか?

日本はアメリカ軍を支援し続けています。
治安が改善されない今のイラクには力の行使も必要なのだと思います。
でも軍隊を駐留させるなら、薬の供給や医療施設の改善なども同時に進行させることはできないのでしょうか?
日本は給油するなら、そういうこともしましょうよって、なぜ言わないんでしょうか?
アフガニスタン、イラクに対して、攻撃に賛成した国は破壊した分の復興をするべきではないでしょうか?

この数年間に、世界は地球規模の環境問題に真剣に取り組み始めました。ここには国境は存在しません。
平和でなければできないし、戦争は環境破壊そのものだからです。
戦争で破壊されたイラクには、危険な戦争のゴミがいっぱいです。
戦争に賛成してしまった国々から供給されたゴミです。
環境を破壊し、攻撃した人の心も、攻撃された人の心も傷つき、命も奪ってしまったこの5年の日々に向き合い、良くないつながりをできるだけ断ち、良いつながりをたくさん持てたらいいなと思います。

*3月20日を中心に世界で様々な取り組みが行われています。
鎌仲さんのブログで世界のイベントを紹介しているサイトを見つけたので...
http://320.aikotoba.jp/4p/83.html
鎌仲さんのブログ
http://ameblo.jp/rokkasho/


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