カテゴリー「ニュース」の記事

2009年6月22日 (月)

父親業は特権

父の日にむけて、オバマ氏はそう語った。

「父親業は義務ではなく、特権なのです。」

オバマ氏は、人の幸せの基本は『家族』、
あるいは『家庭』にあると確信しているのだろう。

こんな風に、心からうなづける言葉を、
あたたかいまなざしで語りかけられる大統領を、
多くのアメリカ人は誇りに感じたのではないだろうか。

カイロ大学での講演といい、
善良な人々がずっと思いながらも、
なかなか口にできないでいた言葉を、
率直に口にしたことで、
多くの人が確信と勇気を手にしたように思えた。

ゴーストライターがいるといえばそれまでだが、
心の本質は伝わるものだと私は思う。

素直に受けとめ、一人一人が良い連鎖の歯車になれば、
案外平和はそう難しくないのではないだろうか。
たしかに今のイランを考えれれば、
そのハードルはそんなに低くはないことも事実ではある。
でも、やってみなくちゃわからない。

とりあえず、日本は選挙ですね!

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2008年11月 9日 (日)

市民パワーに感動!のアメリカ大統領選

5日は学園祭休みで、久々に野川公園でBBQをしていました。
娘は携帯電話に出てくるニュースを気にしていました。
「オバマさん、勝ってる!」
「オバマさん、勝ったよ!」
たった一組しかいないBBQのグループ。
公園に歓声が。。。

どんな時も動揺しない彼の冷静さに、感動した。
違いを乗り越え、共に歩もうという彼の言葉に、感動した。
幸福になる鍵は私達が持っているということを、
彼は証明してみせた。
そして、なにより評価されるべき存在は、善良な市民だということ。
無名だった彼を見いだし、支援し、
大きなチャンスを与えた人々の存在を、
心から誇りに思います。地球市民として。
民主主義が生きている事を証明し、
全ての地球市民に幸福への可能性を見せてくれたと思う。
あきらめないことの尊さとつながることの偉大さと。
この流れを止めてはならないと思う。
世界が変われる大きなチャンスなのだから。
絶対に喜びの涙を絶望の涙にしてはならないと思う。
ベルリンの壁が崩れた時、これで世界は平和になると思ったのに、
その流れが長く続かなかったことを忘れてはならないと思う。
だから、市民にも冷静さと寛容さが必要だと思う。
利己主義に陥らず、常に真実はどこにあるかを
見極める賢さが求められていると思う。
過剰に反応しないこと。
メディアに流されないこと。
無関心でいないこと。
発信することと同じくらい正確な受信に気をくばること。
そして、あらゆることを共有すること。

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2008年10月11日 (土)

ノーベル賞

もしかして文学賞も日本人?!と、思ってたら、
私の大好きな!クレジオでした。
特に、『砂漠』はその景色が、
心のどこかにいつもひそんでいる気がしています。
20代で読んだけど、今も本棚から、
かすかなオーラを私におくってくれる本です。

そして平和賞のアハティサーリ氏。
朝日の見出し「しなやかな丸腰の...」というのがいい。
9条をもつ日本こそそういう外交をしてほしい。

我が家でおおいにうけたのは、
益川教授の文科省訪問。
「受験体制は教育汚染だ」!!!
娘とテレビの前で拍手!!!

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2008年6月12日 (木)

ゆがんだ反撃

9条世界会議で雨宮処凛さんに関心をもって、
遅ればせながら『生きさせろ!』を読みました。

平和や環境にばかり目が向いていた私は、
格差社会の雇用の現状にすっかり打ちのめされてしまいました。

世界にとって、いまや共通のテーマともいえる「持続可能な社会」。
けれど、発展途上な国だけでなく、
この日本でも格差社会の深く暗い穴はどんどん大きくなっていて、
私達はいつ足をすべらし、落ちていくかわからないのだということを
息をのむほど実感したわけです。

考えてみれば、我が夫だって
その一見クリエイティブな肩書きとは裏腹に、
言ってみれば請負となんら変わりなく、
ボーナスも無ければ、退職金も無い。
身体を壊せばすぐさま無収入。
その場合の保証は自己責任です。
住宅ローンの返済も娘の学費も行き詰まることは確信できます。
実際、仕事単価も仕事量も減少しているわけで、
老後のための貯蓄なんて出来る状況ではありません。

ぼんやりとした不安が霧の様に我が家を包んでいる。
そんな感覚を持つ人は多いのではないでしょうか。

実際今の世の中不安だらけです。
食もエネルギーも高騰しつつあって、
さらにそこに安全とか安心を求めれば、
さらにさらにお金がかかります。

結局はお金の流れを変えなければ、
「持続可能な社会」は目指せないのではないかと、
今さらと思われる方もおられるでしょうが、
田中優さんが何年も言い続けてこられたことの本質を、
ようやく実感した気がしています。

私達が何を買うか、何にお金を使うか、
そのお金はどこに流れ、誰の収入になるのか。

消費はそこに関わる生産者、労働者を支援すること。
私が遺伝子組み換えや農薬を使用しない生産者を支えたければ、
彼らが作ったものを買えばいいわけですが、
だからといってお財布の中身は増えない訳です。
そう考えると、生活クラブなどの生協の、
「協同購入」という考えは素晴らしくないですか?
田中優さんの「NPOバンク」も同じ発想ですよね。

娘が少し前に社会で「ナイキ」のワークショップ問題を調べていました。
貧国で安い労働で不当に利益を上げている企業。
児童就労の問題でもあります。
そして、問題は私達がそこに関わっているということ。
安い賃金でも仕事が無いよりはましという考えもあるでしょう。
企業側の考えはそういうものらしいです。
または「家族」を底辺の受け皿と見る考え。
都合良く低コストで使い捨てにするために利用される「家族が大事」。
メディアの恐ろしさが垣間見えます。
いつのまにか刷り込まれ、個人の自立を阻み、自己責任で締めくくる。

でも今は「ベーシックインカム」という考えもあるそうです。
それはまさに雨宮さんがいうところの「生存権」。
生きている人に無条件で一定の支援をするというもの。
それは、極端に働かなくても食える社会ということではなくて、
生まれて来た事を歓迎し、
生きていく事を共有する発想ではないだろうか。

秋葉原の事件はあまりにもショッキングだった。
同様に『生きさせろ!』に出てくる過労自殺や
派遣やワーキングプアの状況も過酷だ。
容疑者の「死ねないから生きているだけ」は、
広い世代に共通する感覚かもしれない。
ワーキングプアの抵抗と共感する向きもあるようだけど、
彼にはグローバリゼーションに対する抵抗の思想なんてなくて、
誰にも構ってもらえない幼稚な不満しか感じられない。
彼の生い立ちやゲームやアニメやネット依存を分析したり、
批判しても事の本質は見えてこないのではないだろうか。

生まれて来た事を大歓迎し、
一緒に生きている事を喜び合い、
心から幸福と思えるには、
テレビに子守りさせたり、
何が入っているかわからないものでお腹を満たしていては
やっぱり違う気がするのです。

なんでもかんでも時間短縮が優先され、24時間は昔も今も変わらないのに、人生という袋にどれだけたくさんの物を詰め込めるかの競争をしているみたいに忙しいか、
市場での負けが人生の負けだと思い込んでしまい、世の中は変えられないものと感じているみたいだ。

だけど本当にそうだろうか。
韓国の牛肉問題はすごいパワーを生み出している。

数の力はあなどれない。

明日多くの私達が、貯蓄を全て降ろし始めても何も変わらないだろうか?

この国の生存権を握っているのは誰なのか?

生きさせろ! 難民化する若者たち


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2008年5月22日 (木)

こどもたちの命を守るもの

中国四川省の地震でどうにもやりきれないのは、
やはり子ども達が犠牲になってしまったこと。
阪神大震災の時、通勤通学時間帯でなくてよかったと、
思ったことを思い出します。

災害の度に、日本は地震大国なんだと我に返る我が日本。
それなのに、リスクを一向に取り除こうとはしていないと思う。

子ども達の通学路は危険に満ちている。
電柱は多いし、商店街は看板だらけ。
自動販売機って倒れないんだろうかとか、
電柱の上についている機材はおちないんだろうかとか、
心配はつきない。
以前、区役所に行った時に、思い切って聞いてみたことがあって、
それは、どうして電線の地下化をしないのか、
ということだったのですが、
地下に埋めちゃうと修理が大変とかお金がかかるとかで、
その予定はないと言われたわけです。
でも、実施しているところありますよね。。。

小学生の時は看板だらけの商店街を通っていたので、
ホイッスルを持たせていたし、
以前の家は相当がたがきていたので、
ベッドの側に靴を置いて寝ていたのに、
最近私自身も危機管理ができていないのですが、
やはりこどものいのちを守るためには、
家庭で出来る事はしっかり準備し、
行政にやっていただかなければならないことは、
早めに発信しなければと思いませんか?

関東で四川省レベルの地震が起きたら、
当分救急車も支援物資も簡易トイレも来ないと、
思っていた方がいいと思います。

こどもたちのいのちを守るもの、
それは私達、「親の意識」ではないでしょうか。
身近にあるリスク、原発のように巨大なリスク。
どれに対しても、子ども達の命を守るためには、
取り除いていこうという意志と行動が必要だと思います。

今はどこの市町村でもHPがだいたいあって、
誰でも意見を投稿出来ます。

失いたくないなら、行動しなくては!です。

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2008年4月26日 (土)

気になる聖火ランナー

アースデイで、「チベットチベット」「雲南 COLORFREE」の監督、
キム・スンヨン氏にお会いしました。
なんだか、穏やかな、ふつうの感じの方でした。
こちらが忙しくて、あまりお話しを伺えなくて残念!

聖火ランナーの行くとこ行くとこで、分厚い不自然な警備が映し出され、
なんとも異様な雰囲気ですね。
チベットの人たち、それを擁護する人達の主張には賛成だけど、
過激なやり方には同調できない。
ダライ・ラマ氏のように、ユーモアのある平和的抗議がいいけど、
それでは変わらないのかもしれない、残念ながら。。。

それにしても、あの分厚い警備には、
いったいどれぐらいの経費がかかっているんでしょうか?

この地球の上には、様々な状況があります。
水さえ手に入らない人々、
紛争の最中で危険と隣り合わせに生きる人々。
JIM-NETの佐藤氏からイラクのバスラからの報告がありました。
以下転載
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下現地からの報告です。
木曜日は週末の前の日。イスラム教の国では金曜日が休日。
朝から、イブラヒムは、病院にいった。今日は、院内学級で教えた。しかし、ドクターに呼ばれる。薬を買ってきて欲しいというのだ。シャットル・アラブ川の向こう岸には、タヌーマ地域。そこには薬局がたくさんある。イブラヒムは兄と一緒に12時ごろ薬局に着く。しかし、1500ドルの抗生剤を買い付けると、いきなり銃撃戦が外で始まったようだった。銃声が聞こえる。店員3名と客2人と女性の客が一人いたが、皆流れ弾に当たらないように身を伏せた。停電。ヘリコプターが舞う音がする。6時間がたっただろうか。「今なら大丈夫だ」イブラヒム達は外に出て車に乗り込んだ。弾丸が飛び交う中を車はスピードを上げて駆け抜ける。イブラヒムは、6−7人の人が道路で血を流して倒れていたという。生きているか、死んでいるか、わからない。
それでも何とか病院に行き返し買い付けた薬を持ってきたが、医者たちはすでに避難していたので、教室に薬をしまいあわてて外にでた。数人の患者が病院に残っているだけだった。
外出禁止令がでているのかとおりには誰もいない。イブラヒム達は全速で家路に着いた。
無事に家に着いたときは夜の8時だった。
「イブラヒムハイキテイルヨ、アリガトウゴザイマス」

病院での食料パッケージの配給は今のところ80家族がすんだ。うち20家族は、がん以外の患者である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
聖火が世界を巡るのにかかっているお金を、
少しでもまわせないものだろうかと、思うのは私だけではないと思います。

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2008年4月18日 (金)

空自イラク派遣は違憲ー9条は生きている

青山邦夫裁判長のこと、忘れません。

娘にこのニュースを伝えたら、涼しい顔をして、
「あたりまえじゃない〜。」...だよね。
来月の9条世界会議に向け、すてきなタイミングでの「違憲」。

先日行っていたBaliでも、同じ宿に滞在していたK氏と、
この国の軍国主義はまだ死んでいない...
9条は守らなければ...
そして、子どもにこそ国はお金をかけるべきだと、盛り上がっていた。
K氏は、建設会社社長の立場でありながら、
4週間の予定でBaliにいらしていた。
しかし、本当の趣味は山。
しかも、6000m級の山。K2やキリマンジャロというから驚き。
世界中何カ国行ったかわからないという旅通で、
最近はレバノンにも行かれたとか。
そんな経験からも、今の日本には危機感を感じるとの話に、
私も繊細な問題について話すことができた。

戦争や憲法についてラフに話すのは難しい。
だからこそ、今回の「違憲」は、価値がある。

アースデイでの私達の「9つのピースプロジェクト」でも、
『9』をアピールします。
お近くの方はぜひ足をはこんでくださいませ。

今日こそ早く寝ようと思ったのに〜*...

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2008年3月21日 (金)

「ARI-KATO」に込められた大きな愛

******************************************
気持ちを分け合いましょう。
幸せな時も辛い時も分け合いましょう。
すべてをみんなで分け合いましょう。
私たちはみな同じ人間です。分け合うべきなのです。
バグダッドより
イサーム・ラシード
2008年3月12日水曜日
******************************************
今朝イホネット通信から届いたお手紙からの抜粋です。
イサームさんはイホネット(Iraq hope network)から届いた支援金で、
イラク国内で難民となっている人々に必要な物を届けています。
お手紙の中には何度も何度も「ありがとう」という言葉が綴られています。
読んでいて涙が出て来ます。
私には考えられない苦しい状況に生きながらも、美しく純粋な心を持ち続けているイサームさん。
大した事もできずにただ毎日を憂いている私。
矛盾だらけの私という存在。
せめて、伝えなくては〜!と、ここに向かっています。

先日お伝えしたブレア氏と高遠さんのやりとりについて、
高遠さん自身が詳しく書いていらっしゃるので、ぜひそちらをご覧ください。
NEWS23で質問に出たイラクの原子力センターにまつわるエピソードも書かれています。
IAEAも国連も組織は大きいけど、結局危険な放射性物質を処理してくれたのはグリーンピースなのです。
その辺の事、ぜひ読んでほしいです。
イラクホープダイアリー
http://iraqhope.exblog.jp/
http://iraqhope.exblog.jp/8194703/

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2008年3月19日 (水)

暴動なのか?チベットの抗議行動

Tibet

藤原新也氏の「全東洋街道」を手に入れて27年くらい。
汚れてるし、製本もくずれかかってる。
あの頃の私はタオとか曼荼羅とか、アジアの精神世界のの美に深くはまっていて、「全東洋街道」はその入口だった気がします。
この本を見て、インドは蓮の花の根っこだと思ったし、ヒマラヤの向こう側に広がるチベットは蓮の花そのものだと思って、いつかは行きたい場所の一つとなっていました。

自治区とは名ばかり。
オリンピックを好機に変革を望む声は当然のように思えます。
かつての砂が舞う道路は舗装され、
マニ車を回しながら片方の手では携帯で会話する。
観光客も来るし、インターネットもある。
漢民族が商売で潤う反面、チベット族の生活は向上しないし、
チベット文化の継承も危うくなっている。
なぜあんなにもダライ・ラマを敵視するのだろうか?

何より驚いたのは、帰国の途にあった日本人観光客への対応。
固く閉ざされた口元に圧力をかけていたのは、中国政府だった。
中国国内を出るまではなにも話すなと言われたらしい。
リベラルな世界では有り得ない...
(でも...そうも言えないかも。ここまであからさまではないにしても、国家権力って大なり小なりそういう側面がある気がする。)
銀座で優雅にお買い物をしている中国の人達を思うと、
すっごい矛盾を感じる中国政府の対応。
観光で訪れた国で、突然あやうい場面に遭遇して、逃げる様に帰国してきた人達はとっても怖かったと思います。

一党独裁というのはこういうことなんだと思った。
憲法って本当に大事ですね。

チベット関連の記事の下に、中国の人権活動家が逮捕された記事がありました。
彼はちょっと反体制的な事を書き、海外メディアの取材を受けただけで、「国家政権転覆扇動罪」の罪に問われています。

*アムネスティ日本と藤原新也さんのコメントについて、
ディベルティメントさんのブログに出ていました。
http://blog.goo.ne.jp/divertimento-k563/e/066d2226d117d6580c0e85a94d36f290

*私が持っている本はおっきな写真集のスタイルなのですが、
アマゾンで見たところ同じ物はありませんでした。

全東洋街道 下 (2) (集英社文庫 153B)Book全東洋街道 下 (2) (集英社文庫 153B)

著者:藤原 新也

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2008年2月20日 (水)

イージス艦衝突ー生かされない教訓

何事にもヒューマンエラーは付きものです。
車だってひとつ間違えば命を危険にさらすもの。
そういう意識が薄れた時、多くの事故が起きているはずです。
ましてや、全長165mという巨大な戦艦が陸に近づくということは、幼稚園の園庭に大きなトラックが入ってくるようなものではないだろうか。
そのうえ、またまた報告の遅れ。
いつもそうではないでしょうか?

大きな事故の度に、この事を教訓にしてと言われてきましたが、
やはり繰り返されてしまう現実。
設計やマニュアルが完璧であっても、携わる人は様々。
見張りの人だって居眠りしちゃうかもしれないし、
突然心臓発作を起こすかもしれないし、
想定外の事が起きる可能性をゼロにすることは出来ないでしょう。

これまでの原発事故の多くもヒューマンエラーです。
ヒューマンエラーを無くせないなら、エラーが起きた時に対応しきれないものなど持つべきではないと思います。

試運転中の六ヶ所再処理工場は、第4段階で確立すべきガラス固化体製造が不完全なまま第5段階に入りました。
第5段階はこの試運転の最終段階なのに、経産省原子力安全保安院はガラス固化体の製造方法を再確認するという条件付きで認めてしまいました。

ちょっとしたエラーであっても、世界を巻き込むかもしれない大変リスキーな施設なのに、これです。

なぜ、これほど再処理工場にこだわるのでしょうか?

昨年の1月の東京新聞のジャーナリスト鈴木真奈美さんのインタビュー記事を見ると、外務省は1969年に「核兵器製造の経済的、技術的潜在能力は常に保持する」という内部方針を掲げていて、いまだ変更されていないらしい。
この事が核燃料サイクル政策をあきらめない理由の一つらしい。
核兵器用の核物質ををつくる施設には、大型のウラン濃縮工場、使用済み核燃料再処理工場、核兵器に最適な高純度プルトニウムができる高速増殖炉があり、これらは核燃料サイクル施設であると同時に核爆弾製造に直結する施設です。
これらをすべて保有するのは、非核兵器国では日本だけだそうです。

日常茶飯事になってしまった行政の不祥事。
ガソリン税でも天下りや都合良くつくられたと思える法人の存在や無駄遣い。
いつも見え隠れする隠蔽体質。
こんな行政や政治にうんざりで関心を持たない普通の人々。
関心を持たない事が彼らにとって、どんなに好都合かも考えてほしいです。

自然エネルギーへのシフトは必然です。
しかしみんなが望まなければシフトは可能にならないでしょう。

降り注ぐ太陽や広大な海にこそ、リスキーでないエネルギーの未来があると思います。

追加:先日TBSで原発と活断層に関する特集番組があったそうです。
        詳しくはこちらを
http://blog.livedoor.jp/woo111/archives/50592980.html

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