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2009年5月 5日 (火)

低農薬の落とし穴?

鎌仲監督が新作でミツバチを取り上げてから、
なぜかミツバチ関連のニュースが増えた気がする。

ミツバチ失踪を取り上げた新書も多いし。。。

鎌仲さんのブログでみつけたこわい真実。
以下転載です。

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【1】「ミツバチの失踪が意味すること」 養蜂家 藤原誠太
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 最近、にわかにミツバチの話題がマスコミ各社で
取り上げられている。
“季節の話題”というなら嬉しい限りであるが、
世界中至るところでミツバチが
大量に、しかも忽然といなくなった、という話題である。
しかも大抵の場合、群れの中に一匹しか存在せず、
群れの維持に絶対的に必要な女王蜂を残して、
働き蜂だけ集団で失踪したのだ、と。

 しかし、養蜂家や生物学に詳しい方であれば、
これが集団失踪でないことにすぐに気付いたはずである。
ミツバチたちは、巣箱の外でバラバラに飛び散って
死滅していったのである。

 原因の要は、日本においては少なくとも数年前よりとみに
使用されている“ネオニコチノイド系殺虫剤”という農薬にある。
ネオニコチノイド系殺虫剤とは、これまでの有機燐系殺虫剤より
人体への直接的影響が1/3以下といわれ、
低農薬・減農薬地域で散布されている新しい農薬である。

 しかし、昆虫にとってこの新薬は非常に強力な
選択毒性(注1)を持っており、特に昆虫の知覚神経を麻痺させる。
個々が単体で生きているのではなく、
社会を形成して互いにフェロモンを分泌するなどして
コミュニケーションを取り合い、助け合い、
生息している高度な社会性昆虫(注2)であるミツバチにとって、
知覚神経が麻痺するということは、コミュニケーション能力をはじめ、
社会生活に必要なあらゆる能力を失うとことであり、
当然のごとく前述したことが起こる。
加えて、ネオニコチノイドは昆虫の免疫系をも弱体化させるという
研究結果も出ている。つまりネオニコチノイドは、
強いて人間の病気に例えるならば、昆虫類に痴呆症とエイズを
同時に患わせ、生態系そのものを混乱と破壊に
導く船頭と言えるのだ。しかも、人体には影響がない
“ポジティブリスト”(注3)の100〜1000分の1の量で、
このような致命的な影響を与えてしまうのである。

 私は、巷で研究者、薬品会社、農協の方々が引き合いに出す、
ダニやウイルスなど様々な原因の候補を否定する気はない。
しかし事実関係として、ミツバチたちはネオニコチノイドで
免疫力が衰えてしまったがゆえに、ダニや
ウイルスに汚染されてしまったのである。

 今回のミツバチの大量死を、ダニ病やウイルス病の一種ととして
片付けてしまうのはあまりにも愚かである。
“低農薬だから安心安全”という神話のもと行動している人間の
行為こそに、真の原因があることを受け止めなければならならい。

(注1)選択毒性:
特定種類の生物のみに毒性を発揮し、他には無害あるいは
低毒性であるという毒物の特異性。一般に、除草剤などの薬剤は、
この性質を利用したもの。

(注2)社会性昆虫:
集団を形成して共同生活を営み、繁殖個体を助ける
不妊個体(ワーカー)がおり、巣内で分業が成立している昆虫。

(注3)ポジティブリスト:
食品中に残留が認められている農薬の残留基準。基準値を越えて
農薬が残留している食品は販売が禁止されている。

<藤原 誠太 氏 プロフィール>

 1957年岩手県盛岡市生まれ。1980年東京農業大学卒業。
藤原養蜂場を運営する(有)藤原アイスクリーム工場専務。
日本在来種ミツバチの会会長、東京農業大学客員教授。
日本ミツバチの女王蜂の人工大量養成など養蜂関係の開発や、
構想日本事務局が入居している青年会議所会館や、
銀座紙パルプ会館、日本財団ビルなど東京都内のビルの屋上での
蜂蜜採集など、様々な養蜂関連活動を行っている。
 藤原養蜂場ホームページhttp://www.fujiwara-yoho.co.jp/

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コメント

お米の等級ってカメムシが汁をすって色がついた米粒が0.1%以下が一等米。0.3%以下が二等米。0.7%以下が三等米。
食味は関係なく「見かけ」!
こんな馬鹿げた基準のせいでカメムシを駆除するためによく使われるのがネオニコチノイドなのだそうです。
農林水産省って何のために存在しているのでしょう?

投稿: ひさごん | 2009年5月 8日 (金) 12時44分

ひさごんさん、コメントありがとうございます!

お米の等級って、そんなことで決まるんですね〜。
だから、おじの作ってるお米は市場に出さないんだってこと、
おかげで分かりました。
虫食いの痕跡が多いので、
出しても仕方ないって言ってたので。。。

投稿: sairen | 2009年5月11日 (月) 16時36分

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