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2008年3月 4日 (火)

食べること大切にしていますか?

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食べることで自立する、日本の食。ー農水省がなかなかすてきな広告を出して来ました。

「未来の食のために、今、できることがあります。」
「和の食材だから日本産、というのはほぼ思い込みです。」
「おいしものは、近くにあります。」

それぞれ、厳しくなる世界の食事情、日本の自給率の低さ、フードマイレージと環境問題などを提言していました。
デザインも写真もメッセージもすてきだし、
ほんとにその通りだけど〜、
これらの事を国はどう考え、どうしていくつもりなのか、
知りたいのは私達なんです。

それぞれの文章の最後は、
「日本の食材を選んでみませんか。」
「日本にある食材を見直してみませんか。」
「食について考えてみませんか。」...です。
しかし、明日全世帯が国産品を買おうとしても、全世帯分の国産わかめも国産の米もないわけです。
昨日の朝日に出ていた夕張の81歳の夫婦は、収入13万円で灯油代3万6千円だそうです。雪のなか、特売日にバスで買い出しに行くそうです。当然、高い国産品を選ぶ余裕はありません。
同じ日本に住んでいても、地域格差が弱者をさらに追いつめています。
生産者も同様に追いつめられています。
そもそも、先進国でも最低な自給率に陥った背景は、国の誤った政策にあったはず。
再処理工場の院内集会の時、食の放射能汚染に対する農水省の対策を聞いてもなんの手応えもなかったので、「食料の未来を描く戦略会議」で、広く意見を求めて反映させようという取り組みは評価出来るかもしれませんが、ちゃんと結果につなげてほしいです。

ところで、中国産ぎょうざの件で驚いたのですが、それは生協といっても色々あるんだということ。
私は今年で生活クラブに入って確か20年目。
問題に気付かなくてもなにかあやしいことがあれば報告が入ってくるので、とっても信頼していますが、生協と名のつくところは皆同じ様に気をつけているものだと思っていました。
中国産の加工品があるなんて、それだけで驚きなのに、組合員からの報告に対応していなかったなんて、生活クラブでは考えられないことです。
生協の良い所は、生産者を守れるところです。
だから、素性の確かな食を手にいれられるシステムを作れるのです。

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このブタは平田牧場の「こめ育ち豚」です。
餌のトウモロコシの一部を飼料用米にして育てています。
米にしたことの差額と遺伝子組み換え対策費が加算されるので、
一頭あたり約82円高くなるそうです。
もちろんその差は消費価格にも反映されるし、食用米の15%位の値段にしかならない飼料用米をつくる農家も大変なわけですが、それでも生活クラブと平田牧場が「こめ育ち豚」に取り組むのは、安全な日本の自給市場を目指しているからだと思います。

私達に求められているのは、現状を理解し、リスクとともに必ず存在するメリットに目を向け、消費するということを学ぶことではないでしょうか?
生命が育まれるのには「時間」と「空間」が必要と生活クラブの提言には書いてありました。
生産環境を守り、種まきから収穫までの長い時をかけて、食は成り立っています。
食卓を守ることは、生産者と環境を守ることだと思います。


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コメント

やっぱり私達が食べるものだから大切にして行かなければいけませんよね。豚さんだって私達の為に産まれて亡くなるのですから、ちゃんと感謝して食べなきゃいけないですね。お米も日本の農家の人達が作ってくれたものを私はずっと食べて行きたいです。

投稿: kucing | 2008年3月 6日 (木) 15時13分

kucingさん、ようこそ!
食べる物がどうやって作られているかは大事ですよね。
農薬とか使っていると、作業をする人も、まわりの環境も、食べる人も、みんなが被害者になるわけです。
食を守るって、超エコなんです。

投稿: sairen | 2008年3月 7日 (金) 11時45分

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